事業承継を進めるために最初にやらなければならないこと

事業承継ですが、まず最初にやらないといけないことは、とても当たり前の話ですが「事業承継後の最終形を決めること」です。

具体的に言えば、後継者は誰か?持株割合はどうする?取締役会などの組織体制はどうする?などをまず初めに決めなければなりません。

これらを決めずに、とりあえず株価対策とりあえず納税猶予、などをしている例が多いように思います。

方向性を固めてから対策等をしないと、後から「やっぱりここはこう変えたい」ということがあったとしても、一度やってしまったものを後から修正するのは余計な税金がかかるなど実行が困難になる場合が多くあります。

この「事業承継の最終形を決めること」は、先代経営者や後継者などの意見や希望を聞き取りしながら、税理士等の事業承継の専門家が、法律などと照らし合わせながら作り上げていくことになると思います。

これが実は最も重要で、かつ、難しいことだと思います。

意見や希望だけでは具体的なやり方がわからず法律などだけでは納得のいく事業承継がイメージできない、そういう理由により具体的に事業承継が進んでいないことが多いのではないかと思います。

何から始めたらよいのかわからないという時点から事業承継の専門家に入ってもらった方が良いのかもしれませんね、モヤモヤが解決するかもしれません。

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